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【子犬のお留守番トレーニング】お迎え初日から始めたい練習の方法と注意点

こんにちは。レティシアンスタッフのTです。

皆様のワンちゃんは、しっかりと “お留守番” ができていますか?
近年では共働きのご家庭も増えて、オーナー様がお仕事の間、ワンちゃんはお留守番をしているというケースがとても多いかと思います。

特に子犬の場合は、ひとりにして外出すると、「寂しくしていないかな」「いたずらしていたらどうしよう」など外出中も常に不安ですよね。

このコラムでは下記についてご紹介します。
・子犬がお留守番できる時間の目安
・お留守番トレーニングの方法
・やってはいけないNG行動と解決策

我が家の犬は生後2ヶ月からお留守番

まず一例として、我が家の犬のケースをご紹介させていただきます。
うちの子の場合は、お迎え前にブリーダー様がお留守番トレーニングを行ってくれていました。そのおかげで生後2ヶ月のときから買い物など短時間外出しても吠えることはなく、ひとりでおもちゃで遊んでいたり、お昼寝をしたりとのんびり過ごしてくれて、とても助かりました。

動物愛護法の改正による「8週齢規制」により、2026年9月現在では原則として生後8週(56日)を経過するまで、ブリーダー様は子犬を販売・引き渡すことができません。その期間中、子犬はブリーダー様のもとで母犬や兄弟犬などと過ごしますが、お迎え後の生活を見据えて、1頭で過ごす練習を行っているブリーダー様もいらっしゃるようです。

ただ、ブリーダー様のお宅には他のワンちゃんもいるため、一般家庭のような完全無人の環境を作ることは難しいでしょう。

そのため、我が家がお世話になったブリーダー様のところでは、本格的なお留守番というよりも、まずは「ひとりでも落ち着いて過ごせる<自立心>を育てる」ことを大切にしているようです。

子犬のお留守番の際に気をつけたいこと

もし事前にトレーニングを受けていたとしても、子犬にいきなり長時間のお留守番をさせるのは禁物です。
特に生後6ヶ月未満の子犬は食事や排泄の間隔が短く、月齢によってお留守番できる時間の目安も異なります。長時間のお留守番には向いておらず、月齢や体調に合わせて短時間から少しずつ慣らしていくことが大切です。

子犬の頃からお留守番に慣れておくことは、成犬になってから、オーナー様も愛犬もどちらも安心してお留守番ができることにつながります。

しかし、成犬であってもあまりに長時間のお留守番は避けるべきでしょう。
食事・排泄・運動・人との関わりなどを考えると「6~8時間以上」のお留守番は犬の負担となったり、分離不安の原因になる可能性があるとされています。

※「分離不安」については下記のコラムをご参照ください。
≪獣医師コラム≫【犬の分離不安】お留守番を嫌がる愛犬の対策は?どんなトレーニングが良い?

お迎えしたばかりの子犬にとっては、新しいおうちに慣れるだけでも一苦労です。そんな状況ですぐに長時間ひとりぼっちにしてしまうと、大きな負担になってしまう可能性があります。

お留守番の練習は、まずは新しい環境に慣れてもらいながら、少しずつ「ひとりで過ごしても大丈夫」と覚えてもらうことが大切です。

子犬のお留守番トレーニングの方法

子犬のお留守番トレーニングの基本は、「安心できる場所を作る」「ひとりで過ごすことに慣れる」「短時間から練習する」の3つです。
それぞれの詳細についてご説明いたします。

【ステップ1】安心できる場所(クレートやケージ)を作り、慣れさせる

まずは、クレートやケージに慣れてもらいましょう。
特に子犬の場合、自由に動き回れる状態でお留守番をさせると、誤飲やいたずらなど思わぬ事故につながる可能性があります。
そのため、クレートやケージを「閉じ込められる場所」ではなく、「ここにいれば安心して過ごせる場所」と覚えてもらうことが大切です。普段からクレートやケージの中でおやつを食べたり、お昼寝をしたりする時間を作り、少しずつ慣らしていきましょう。

※愛犬の性格によってはクレートの方が安心できる場合もあります。様子を見ながらその子に合った環境を選びましょう。

【ステップ2】オーナー様がいないひとりの環境に慣れさせる

先にお話しましたが、我が家の愛犬はブリーダー様のもとでお留守番トレーニングをすでに受けていました。
しかし、おうちに来たばかりの頃、私があまりに可愛がりすぎてずっと付きっきりになっていた時期がありました。するとその状態に慣れてしまい、少しでも離れると「きゅんきゅん」と鳴き、ひとりでいることを極端に嫌がりなかなか寝てくれなくなってしまったのです。

そのことをブリーダー様に相談すると、少し甘えん坊になってしまっているため、ある程度は “構わない時間” を作る必要があると教えていただきました。

そこで、同じおうちの中にいる時でもあえて別の部屋で過ごすなど、少しずつひとりになる時間を作ってみました。
最初はほんの短い時間から始め、ひとりでも落ち着いて過ごせるようになったら、徐々に時間を延ばしていきました。最初は私も犬も不安ですし、鳴いてしまうことがありましたが、無理のない範囲で少しずつひとりで過ごす時間に慣れてもらいました。

【ステップ3】短時間のお留守番から練習する

ひとりで過ごすことに慣れてきたら、実際にオーナー様が外に出た場合のお留守番の練習をしてみましょう。
最初から数時間も留守にするのではなく、まずは数分程度の短い外出からスタートします。
問題なく過ごせるようになったら、10分、30分……と愛犬の様子を見ながら少しずつ時間を延ばしていきます。

重要なポイントは「オーナー様がいなくなっても、ちゃんと帰ってくる」と理解してもらうことです。

お留守番でやってしまいがちなNG行動と解決策

【NG行動その1】愛犬の様子を確認せずに、お留守番時間を延ばす

成犬の場合でも、ひとりで過ごすことに慣れていない状態で、突然数時間のお留守番をさせると、大きな負担になってしまうことがあります。

→ 解決策:短い時間から少しずつ慣らす

まずは子犬のお留守番トレーニングと同様に、数分程度からスタートし、愛犬が落ち着いて過ごせていることを確認しながら、徐々にお留守番時間を延ばしましょう。
ペットカメラなどで「吠え続けていないか」「落ち着いて休めているか」などを確認しながら時間を延ばすことがおすすめです。

【NG行動その2】狭いクレートやケージの中で長時間過ごさせる

誤飲やいたずらを防ぐためにクレートやケージを利用することは大切ですが、長時間のお留守番で行動できるスペースが極端に狭いと、愛犬の負担になってしまうことがあります。

→ 解決策:お留守番時間に合わせて、安全なスペースを確保する

実際に長時間のお留守番をさせる場合は、クレートだけで過ごすよりも、その子の性格に合わせてサークルなども組み合わせ、安全に動けるスペースを確保しましょう。

【NG行動その3】出かける前に大げさに声をかける

出かける前には名残惜しくなり、ついつい「今から行ってくるね!」と言って、頭をなでたくなりますよね。
しかし、毎回大げさに声をかけていると、愛犬が「この行動のあとにはひとりにされる」と察知し、外出前から不安になってしまうことがあります。

→ 解決策:外出はできるだけ自然に

出かけるときには特別な行動を避けて、できるだけ普段どおりに静かに外出することを意識しましょう。

【NG行動その4】帰宅した瞬間にハイテンションで構う

帰宅すると「ただいま!」とすぐに抱きしめたくなりますが、毎回大興奮で迎えてしまうと、帰宅そのものが大きなイベントになってしまいます。

→ 解決策:落ち着いてから声をかける

帰宅直後はできるだけ普段どおりに振る舞い、愛犬が落ち着いてから静かに褒めたり、声をかけたりしてあげましょう。

お留守番前にできるひと工夫!

我が家ではお留守番をお願いする前には、できるだけ時間を作って一緒に遊び、適度に体を動かしてもらうようにしていました。
遊んで満足したあと、そのままお昼寝をしてくれることも多く、お留守番中は落ち着いて過ごしてもらう方法として効果を感じました。

ただ、愛犬によって性格やお留守番への慣れ方は異なります。

いきなり長時間のお留守番を目指すのではなく、その子のペースに合わせながら「ひとりでも安心して過ごせる時間」を少しずつ増やしてあげることを意識してみてください。

まとめ

犬が人間と同じように時間を感じているかは、まだ詳しくわかっていないそうですが、30分・2時間・4時間のお留守番を比較した研究では、長くお留守番をした犬ほど、オーナー様が帰宅した際の挨拶行動が多くなることが確認されているようです。
この研究だけで、長時間のお留守番が犬にどのような心理的影響を与えるのかまではわかりませんが、お留守番の長さの違いを、犬たちも実感しているようです。
だからこそ、最初から長時間のお留守番をさせるのではなく、愛犬の様子を見ながら少しずつ慣れてもらうことが大切です。
お留守番はいきなり長時間でできるものではありません。
我が家の犬もトレーニングを受けていましたが、新しい環境になってから改めて少しずつ慣れてもらう必要がありました。

子犬はもちろんのこと、成犬であってもその子の性格や、これまでの生活環境によってお留守番の慣れ方は異なります。愛犬の様子を見ながら、「ひとりでいても大丈夫」と安心して過ごせる時間を少しずつ増やしてあげることが、お留守番上手への第一歩なのかもしれません。

これからワンちゃんをお迎えする方も、仕事などで日常的にお留守番が必要になる場合は、お迎え後にトレーニングする時間を確保できるか、家族などのサポートを受けられるかを、あらかじめ考えておくと安心です。

このコラムが、愛犬のお留守番に悩んでいるオーナー様のお役に立てましたら幸いです。

<参考文献>
・American Kennel Club (AKC). How Long Can You Leave a Dog Alone?
・American Kennel Club(AKC). How Long Can You Leave a Puppy Alone?(子犬のお留守番時間)
・Rehn, T. & Keeling, L. J. (2011). The effect of time left alone at home on dog welfare. Applied Animal Behaviour Science.

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