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<初心者にぴったりの猫種とお迎えのヒント>

こんにちは。レティシアンスタッフのAです。

突然ですが、皆様は猫に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
猫は犬に比べると、お散歩もしなくて良いので比較的飼いやすいイメージがあるのではないでしょうか。
実際に、猫は犬に比べて比較的マイペースで、1人暮らしの方や、忙しい方でも飼いやすいと言われているので、初めて動物を飼う方でもお迎えしやすい動物です。
ただ、どんな猫をお迎えすればいいか分からず迷っている方や、「猫を飼ってみたいけど自分にできるかな…」と不安に思う方も多いと思います。
以前、「初心者でも飼いやすい犬種」についてご紹介しましたが、今回は初めて猫をお迎える方におすすめの「飼いやすい猫の特徴」と「代表的な猫種」をご紹介します。
ぜひ、最後までお付き合いください!

鳴き声・毛の長さなど、飼いやすい猫の特徴とは?

まずは「初心者の方でも飼いやすい」と言われる猫のポイントをご紹介します。
ただし、以下でご紹介する特徴は、すべての猫に当てはまるわけではなく、事前に確実にわかるものでもありません。
実際に一緒に暮らしてみて初めて分かる部分も多いため、トライアル期間や施設・ブリーダーの方からの情報などを参考に、じっくり検討することが大切です。
また、「飼いやすい猫」の特徴は、オーナー様のライフスタイルや家族構成によって、異なるかと思いますので1つの参考にしていただければと思います。

【ポイント1】穏やかで甘えん坊な性格

「猫は懐かないのでは…」と心配される方も多いですが、実際には人懐っこく穏やかな子もたくさんいます。犬は群れで生活する動物なので、オーナー様を群れの「リーダー」だと考え、わかりやすく人に懐きます。しかし猫は単独行動が基本なので、自分のペースでオーナー様と付き合う傾向があります。個体差はありますが、穏やかで甘えん坊の猫であれば、人に対して攻撃的になることが少なく、初めて猫を飼うオーナー様でも安心して接することができます。距離も縮めやすいので、すぐに猫と一緒に暮らす楽しさや幸せを感じることができるでしょう。

【ポイント2】鳴き声が小さい

元気に鳴く猫の姿も可愛いですが、鳴き声が大きすぎたり、鳴く回数が多すぎたりするとアパートやマンションに住んでいる方にとっては、近所迷惑になるのではないかと心配になりますよね。比較的鳴き声が小さく、あまり鳴くことがない猫なら近隣への配慮もしやすくお留守番をさせるときも安心できるでしょう。

【ポイント3】短毛種

お手入れのしやすさも飼いやすいと言われているポイントの1つです。ふわふわとした毛並みの長毛種の猫も可愛くて人気が高いですが、毎日のブラッシングは欠かせず、抜け毛もすごいのでお掃除の手間は増えます。一方で、短毛種は抜け毛も少なく、お手入れが比較的ラクなので、初心者のオーナー様におすすめです。

【ポイント4】体が丈夫

猫と長く幸せに暮らしていくためには、健康面がとても大切なポイントです。毎日の体調管理や通院の負担が少ないという点は、大きな安心材料となります。実は、猫の種類によってかかりやすい病気があったり、体質的に注意が必要になったりする猫もいます。猫を見た目の可愛さだけで選んでしまって、後から思わぬ大変さに直面するなんてこともあるため、初めて猫を飼うオーナー様ならできるだけ健康で丈夫な猫を選ぶのがおすすめです。ただ、どんなに健康で丈夫な猫でも必ずしも病気にならないわけではありません。猫とできるだけ長く幸せに暮らすため、日頃のケアやフード選びは欠かさないようにしましょう。

初心者さんにもおすすめ!飼いやすい猫種<5種>

先ほどご紹介したポイントを踏まえて、初心者でも飼いやすい猫種を5種ご紹介いたします。もちろん、猫それぞれの性格や個性があるので、必ずしもその猫種の特徴どおりに育つとは限りません。
その点を踏まえたうえでご参考にしていただけますと幸いです。

アメリカンショートヘア

猫種の中でも特に人気なアメリカンショートヘアは、しっかりとした骨格で体格は少し大きめです。短毛種ですが、寒さにも強い丈夫な体を持っています。性格は、活発で甘えん坊な一面もありますが、1人で過ごす時間も好むので、忙しいご家族や1人暮らしの方でも安心して迎え入れることができます。また、遊ぶことが大好きなので、1日のどこかで一緒に遊ぶ時間を取り入れてあげると良いでしょう。さらに、小さい子どもや他の動物とも仲良くできる子が比較的多いので、すでに犬や猫を飼っているオーナー様にもおすすめの猫種です。ブラッシングは週に1〜2回程度で十分です。抜け毛も少ないので、お手入れの面でも、長毛種と比べるとかなりラクだと感じるでしょう。

ブリティッシュ・ショートヘア

ブリティッシュ・ショートヘアは、丸みのある顔とずんぐりとした体つきが特徴です。性格はとても穏やかで落ち着きがあり、鳴くことも少ないので、アパートやマンションに住む方でも安心の猫種です。オーナー様にべったり甘えるというよりは、ほど良い距離感を好む子が多いので、構い過ぎるとストレスに繋がることがあります。ただ、触れ合い自体がいけないわけではないので、猫が構って欲しそうな様子を見せたら、遊んであげるようにして信頼関係を築くようにしましょう。また、歴史の古い猫種でもあるため遺伝病が少なく、体が丈夫な点も魅力の1つです。ブラッシングは週に1〜2回程度が目安ですが、換毛期には少し回数を増やしてあげると、毛並みが美しく保てます。

ロシアンブルー

ロシアンブルーは、ブルーグレーの皮毛とエメラルドグリーンの瞳が特徴的な猫種です。性格は、ややシャイで控えめな子が多いですが、オーナー様には甘えん坊で、一度心を開くと、とても忠実で積極的に寄り添ってくれる点も大きな魅力です。ロシアンブルーは静かにじっくりと猫と向き合いたいオーナー様におすすめの猫種です。「ボイスレスキャット」という呼び名があるほど、鳴くこと自体少なく、鳴き声がとても小さい点も飼いやすいポイントの1つです。毛の特徴としては短毛で、ブラッシングは週に1回程度で十分ですが、換毛期には多量の抜け毛があるので、頻繁にブラッシングを行いましょう。

シャルトリュー

シャルトリューは、フランス原産の歴史ある猫で、グレーの皮毛にふっくらとした丸い顔が特徴的な猫種です。性格はとても穏やかで、落ち着きがあります。頭も賢く、鳴き声も小さいので、初心者の方でも飼いやすいと言われています。体はがっしりとしていて筋肉質なので、運動不足にならないよう、オーナー様から積極的に遊びに誘ってあげるようにしましょう。また、人懐っこい性格なので、こまめにコミュニケーションを取ると犬のように懐くこともあります。お手入れの面では、他の短毛種と比べると、被毛の密度が高いので週に3回程度ブラッシングをしてあげるようにしましょう。また、シャルトリューの毛は水を弾く皮脂が多いので、体臭が多少気になることがあります。子猫のときからシャンプーをするようにして、なるべく嫌がらないように慣らしておいてあげると良いでしょう。健康面では体が丈夫で、遺伝的な疾患も少ないと言われているので安心して暮らせるでしょう。

シンガプーラ

シンガプーラは世界で最も小さい猫種と言われています。成猫でも2〜3kgほどの小柄ですが、筋肉質でもあるので丈夫な体を持ちます。とても甘えん坊で、好奇心旺盛な性格をしています。オーナー様の近くにいることを好むので、一緒にいる時間を積極的に作ってあげましょう。お手入れは週に1回程度のブラッシングで十分で、抜け毛も少ないので掃除の負担も軽く、初心者向けの猫種です。健康面では、小さいながら体は丈夫と言われていますが、シンガプーラは年中蒸し暑いシンガポールが原産国の猫なので、寒さだけでなく乾燥にも敏感です。乾燥しやすい冬や、エアコンの乾燥には注意してあげましょう。

猫と暮らすうえで気をつけたいこと

飼いやすい猫をお迎えしたとしても、猫の健康を保つために、オーナー様が気をつけなければいけないことはたくさんあります。猫の快適な暮らしのため、そしてできるだけ長く一緒に暮らすため、特に気をつけたいポイントをご紹介いたします。

食事管理

猫はオーナー様から与えられる食事だけで栄養を摂取します。そのため、ライフステージ(子猫・成猫・シニア猫)や体調に合ったフードを選ぶことが重要となります。必要に応じて療法食やおやつを取り入れるのも良いでしょう。手作り食を与える場合は、猫に与えてはいけない食材は何かしっかり把握するようにしてください。また、猫の祖先は乾燥した砂漠地帯で生息していたこともあり、少ない水分で生存できるように進化してきました。そのため、猫はあまり水を飲まず、水分不足になりやすい傾向があります。水分が不足したことから病気にかかりやすくなってしまうこともあるので、常に新鮮な水を用意することを忘れないようにしましょう。

健康チェック

猫は「体調不良を隠す動物」と言われています。体調不良に気付けず手遅れにならないようにするためにも、日頃から猫の健康チェックを心がけましょう。万が一、異変があればすぐに動物病院を受診するようにしてください。

1,ごはんの様子(食欲が落ちていないか、水分をきちんと摂取しているか)
2,トイレの様子(尿や便の状態、回数に異変はないか)
3,毛並みの様子(ツヤや抜け毛の量)
4,行動(活動量は減っていないか、異常行動はないか)

普段の様子を把握しておくことで、異変に早く気付けるだけでなく、動物病院の診察にも役立ちます。普段の様子を細かに伝えることができれば、スムーズに診察も進むでしょう。

定期的な健康診断

日頃の健康チェックに加えて、定期的な健康診断も猫を飼ううえで重要なポイントになります。健康診断は、猫の健康状態を正確に把握し、病気の早期発見・早期治療をするために欠かせません。また、獣医師様から病気のリスクの低減や健康維持のためのアドバイスなども貰えるので、オーナー様の安心にも繋がります。なお、前述したとおり猫は水分不足になりやすいので、腎不全や尿路結石、膀胱炎にかかりやすい傾向があります。こちらの病気を防ぐためにも、年に1回ほど(シニア期は半年に1回ほど)の健康診断を習慣づけるようにしましょう。

・安全に暮らせる環境
猫の安全のためにも「室内飼育」を推奨されています。猫の脱走を防ぐために窓や網戸の開閉にはとくに気を付けてあげてください。また、猫は高いところや狭いところを好む習性を持つので、キャットタワーを用意してあげたり、猫が安心して隠れられるような場所を用意してあげたりすると良いでしょう。さらに、猫の誤飲を防ぐために床に落ちている小さな物やコードはできるだけ片付けるようにしましょう。

その他に、実際に猫をお迎えしたときの費用や、猫をお迎えするにあたって用意するものなど、もっと詳しく知りたい方は以下のコラムもご参考ください。

《獣医師コラム》これから子犬・子猫を飼う方へ 前編「新しい家族を迎える前に知っておきたい基礎知識」
《獣医師コラム》これから子犬・子猫を飼う方へ 後編「新しい家族を迎える前に知っておきたい基礎知識」

まとめ

今回は「飼いやすい猫の特徴」と、「代表的な猫種」をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。初心者のオーナー様にとっては「どんな猫を選べばいいのだろう?」と悩むことも多いと思いますが、本コラムでご紹介したご自身と相性の良い猫をお迎えすれば、暮らしやすいパートナーになってくれるはずです。しかし、猫は一頭一頭に個性があり、性格も好みもさまざまです。猫種の特徴はあくまで参考程度にして、実際に出会ったときの「この子と暮らしたい」という気持ちを大切にしてください。

これから猫をお迎えしようと考えている方にとって、本コラムが「猫と暮らす第一歩」を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

●参考文献

ねこのきもち

アニコム獣医保険監修

みんなの猫図鑑

どうぶつ病院京都 四条堀川

環境省

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